野球選手になぜ長距離ランニングが必要なのだろう?
野球選手の長距離走は必要か
体力要素を効果的に鍛えるには体力要素を大きくると8つに分ける。
1)筋力(筋肉が発揮する力)
2)スピード(筋肉が力を発揮する速さ)
3)パワー(筋力×スピード、いわゆる瞬発力)
4)敏捷性(方向転換を伴う動きの調整力)
5)柔軟性(筋肉・腱等の柔らかさ、関節可動域の広さ)
6)バランス(自分の身体を支えるバランス感覚)
7)全身持久力(心肺機能の強化、スタミナ強化)
8)筋持久力(筋肉を継続的に動かす力)
ランニングで足腰を鍛えるのが効果的か。
足腰を鍛える目指すのであれば、長距離走を行うよりも、坂道ダッシュやタイヤを使ったトレーニングを行ったり、ウエイトトレーニングで下肢筋力を鍛えたりすることのほうが効果的です。
長距離走は忍耐努力の精神修行
長距離走は、肺持久力は鍛える毛細血管を増やし疲労回復の目的で行いますが、筋持久力を目的とするのであればウエイトトレーニングが効果的だと言えます。心肺持久力を養成したいのであれば30m×10本×8セット、休憩15秒、セットの休憩5分のトレーニング方法(interval training)がより効果的でしょう。
しかし、成長期での中学生での持久力養成といろいろな書物で知られていますが、長距離走を意味しているのではなく心肺持久力・筋持久力を意味しているのであって、関節が出来上がっていない少年野球では、腰痛・関節痛・疲労骨折などを誘発させる恐れが大です。
指導者は、選手の体力差を考え、また年齢に応じたプログラムを作成することが必要です。